白内障手術を受けようか迷う方にとって、
・いろんなことが不安
・手術で痛みはあるの?
・術後はどんな感じ?
・費用はどのくらいかかる?
などの不安ってありますよね。
この記事では、
をご紹介します。
実際に白内障手術を受けた体験者の話を聞けば、
ので、安心して白内障手術を受けられるようになります。
同じ不安を持つ方は、ご参考にしてみてください。
50代の妻が白内障手術を受けることに

50代で白内障って一般的に早い方に入ります。
白内障とは
加齢に伴い水晶体が濁る病気で、高齢になるほど発症率が高くなります。日本では、60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上ではほぼ100%の人が発症する
と言われています。
白内障手術を受ける決断をしたキッカケ
僕の妻は現在55歳で先日、両目の白内障手術後を受けました。
元々持病があり、飲んでいる薬の影響で白内障になってしまいました。
実際は40代から白内障が出始めましたが、眼科からは「まだするべきほどのレベルではない」と言われていました。
白内障手術をしようと決めたキッカケは、2つの理由がありました。
白内障の症状が進んだ
ここ数年、白内障がさらに進んできました。
- 外では太陽が当たる部分が眩しくて何も見えない
- 信号の色がハッキリと見えない
- 目を細めるとやっと見えるといった感じ
外ではとにかく、太陽の光が影響するところは見えにくくなってしまいました。
長年その視界で生活してきたので生活に支障が出るほどではないが、それでも段々とぼやけて見えるものが増えてきたのです。
自由な時間ができた
去年まで17年間在宅介護をしてきました。
妻の実の母を家で看てきたのですが、残念ながら旅立ってしまいました。
在宅介護をしている頃は介護中心の生活。
自由の時間を全く持てない生活だったのです。
その介護が終止符を打ち、落ち着いた時期が最近になってです。
そこで、前から気になっていた白内障手術を受ける決意をしました。
近くの眼科を受診したが手術NG!
家の近くに、白内障手術が有名な眼科があったので早速行ってみたんです。
そうしたらまさかの「白内障手術ができない」の診断。
理由は、特殊なケースの白内障ということ。
濁った部分が一般的な白内障の状態と違うらしいんです。
説明はよく分かりませんでしたが、とにかくそこの眼科の医療機器ではできないとのこと。
できないわけでもないが、1回の手術で濁った部分を完全に取り除くことができない可能性があるというのです。
そうなると、術後も何回もやることになるかもしれないとまで言われました。
そんな体とお金の負担が何度もかかることなんてしたくありません。
少し遠い眼科を紹介されることに
ということで、都内の様々な白内障手術ができる眼科を紹介してくれました。
その眼科は目の手術にはかなり有名なところで、ホームページを見てもその凄さが伝わるほどでした。
電車で1度乗り換えがあり、家から30分ほどの距離でしたが仕方がありません。
早速その眼科を受けることに。
50代での白内障手術体験談

ここからは、僕の妻が通った眼科での体験談になります。
眼科によっては多少違う部分があると思いますが、ご参考にしてみてください。
白内障手術を受けるまでの流れ
まずは、
です。
術前検査を2回
妻が行った眼科では、白内障手術まで2回ほどの術前検査がありました。
目の状態や、視力・眼圧などを測ります。
1回目の検査で異常がなければ、その時に手術日を決められ、それに合わせて2回目の術前検査の日時も決まります。
2回目の検査日に点眼薬が処方され、手術日の3日前から1日数回の点眼をして手術に備えます。
2回目の術前検査で院長からの説明
2回目の術前検査では、眼の検査とともに手術を担当する院長からの説明がありました。
僕も同席。
話を聞くと、妻の場合は特殊な白内障だという説明がありました。
レンズを入れる歯茎のような土台の部分が脆く、そこが崩れるおそれがあるとの怖い説明を受けました。
また網膜剥離になる可能性もあるとのこと。
白内障患者としてはかなり若い年齢なので、一般の白内障患者と比べてリスクが高いとも。
大丈夫か!?
と思いながら、こんなやりとりをしました。

過去に妻と同じような症例を見たことはあるのですか?



もちろん何度もやってきました。



ただ一般的な白内障手術は10分程度で終わりますが、奥さんの場合は30分から多いと1時間ぐらいかかる可能性もあります。



そこを頑張れるかの問題があります。



頑張れるかというのはどういうことですか?



同じ態勢でいなければならないので結構大変ですよ。



ずっと座って目を開けてるだけですよね?それならば大丈夫です。



同じような患者で失敗した例はあるんですか?



開院以来、一度も失敗したことはなく全ての手術は成功しています。
その話を聞いてホッとしました。
目だけに怖いですよね。
でも医者の立場からしたら、いろんな可能性については話さなければならないんでしょうね。
白内障手術当日の流れ
ここからは、
を話していきます。
指定の日時に来院
手術日は、指定された時間の15分ほど前に来院。
手術前の点眼薬をされます。
その後に手術費用を払い、隣の薬局で手術後にする点眼薬と痛み止めを処方してもらい手術室へ。
妻が行っていた眼科は、隣のビルに薬局がありその2Fが手術室だったため、こんな流れになったのかと思います。
手術が終わったら、何の手続きもしないでそのままで帰るスタイルでした。
手術費用は?
今回受けた眼科は現金支払いのみ。
白内障手術は、この眼科では
でした。
ということになります。
いざ手術室へ
手術室の待合所には、6人ほど先に座っていて自分の番が来るのを待ちます。
待合室に入ると
見るからに70代以上の方が多い印象。
この部屋で1番若いのは僕たちだとすぐに分かりました。
手術をする先生は3人ぐらいいるみたいで、待合室に6人いる以外にも手術室の中から10分おきぐらいに、次々と手術を終えた人たちが片目に眼帯をして出てきます。



中に何人いるんだ?
と思うような感じでした。
妻が呼ばれるまで20分ほど待ったと思います。
妻が呼ばれ手術室に入っていきました。
入った時間を時計で確認して、僕は手術が終わるのを待ちました。
何かあったのか!?
30分..40分..50分…
一向に妻が出てきません。
その間にも手術室からは、手術を終えた人たちが次々と出てきます。
1時間。
まだ出てこない。



何かあったのか?
難航しているのか!?
まさか…
いろんな不安が心をよぎります。
こんなことが!
1時間5分ほどして、右目に何個ものテープで貼られた大きめのガーゼをした妻がやっと出てきました。



大丈夫だった?
長かったけど成功したの?
そんな心配を吹き飛ばすような答えが返ってきました。



手術自体は8分で終わったよ。



ただ手術を受けるまでの待たされた時間が長かったんだよね。



なんだ。
そうなんだ。
妻は僕が心配していると思い、LINEで教えたかったのですが中に入ると「荷物は全てロッカーに入れるように」と言われたそうです。
何も持たない状態で待たされていたので、連絡のしようがなかったと言ってました。
でも良かった。
医院長の話では、難しい手術で長いと1時間ぐらいかかると言われていたので、ある程度は覚悟をしていたのですが、それでもヤキモキしました。
それが8分で終わるなんて。
脅かしか!?とも思ってしまいましたが、無事スムーズに終わらせてくれた先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
同じようにして、この2週間後に左目も無事にサクッと終えられました。
白内障手術中の様子
初めて白内障手術を受ける人にとっては、ここが1番気になることだと思います。
を、妻が言っていた感想をそのままご紹介します。
術中の痛みは?
痛みは全くないとのこと。
麻酔も点眼液なので普通に目薬をさす感じです。
少し時間をおき、麻酔が効いてから手術を開始します。
術中はどんな感じ?
まずは、目を医療器具でグッと開けるように固定されます。
歯医者の椅子のようなものに座り、それよりももっとフラットに近い感じで座ります。
何をやっているのか全くわからない
そうです。
赤い点が3つ、人の顔のように見えるライトっぽいのがうっすら見える
そうですが、ハッキリは見えない状況での手術だそうです。
先生が「水!」と言うと、バシャーンと水が流れる感じが何度かあった
そうです。
別にそれも痛いわけではなく、
らしいです。
ただぼやーっと見える3点の赤い光だけを見ている間に、
「もう終わりですよ」
と声が聞こえて、
だったみたいです。
術後の痛みは?
妻の場合は、両目とも痛みは全く出ませんでした。
万が一、痛みが出た時の痛み止めも貰えます。
緊急時に繋がる先生の連絡先も教えてくれたので、その点は不安はありませんでした。
ただ術後のその晩は、眼帯をしたまま寝なくてはいけません。
白内障手術後の流れ
白内障手術が終わったら眼帯をしたまま帰宅。
プロテクター眼鏡をかけたまま寝るように指示されます。
眼科でも売っていますし、ネットでも購入可能。
専用のプロテクター眼鏡だと、柄の部分がゴムでできているので横になっても痛くなりません。
手術後翌日の朝に来院
僕たちが行っていた眼科は、手術の次の日の朝に行くことになっていました。
そこで初めて眼帯を外され術後検査をします。
妻の場合は、
なり、かなり早い回復だと言われました。
眼帯を外した時の妻の感想
両目とも視力が1.2。
太陽の光など、「眩しい」と言っていたものが、全く眩しさを感じなくなりました。
また白内障での曇りがとれたためか、遠くのぼやけていたものがハッキリ見えるようになったと言っています。
術後に眼帯をとった直後は、かなり感動していました。



こんなに色が濃い世界だったの!!
と、何を見ても連発していました。
わかりやすく言えば、画素数が上がった感じの世界に見えたようです。
今なら4Kとか8Kという感じに近いかもしれまえん。
いやもっとわかりやすくいうなら、
といった感じらしいです。
妻はかなり感動していました。
その後は定期的に通院
その後も手術日から、
・3日後
・1週間後
・2週間後
・1ヶ月後
・3ヶ月
と定期検診は必要です。
この期間や回数は、眼科によって多少違います。
白内障手術代の負担を減らせた2つの方法


後になって良かったと思えることがあります。
それは、
ということ。
ポイントは2つあります。
それは加入していた、
・保険
・高額療養費制度
です。
保険
白内障手術は、両目をやってほぼ10万円近くかかりました。
なかなかの金額。
それも3割負担でこの金額。
その他にも、
・術前検査
・術後定期検診
・点眼の薬代
などもかかります。
でも我が家で入っていた生命保険の1つで、
これにはかなり助かました。
両目で50,000円の保険金。
単純計算で、半額でできたことになります。
保険に入っていても今まで払ってばかりで、「助かった~」という経験が全くありませんでしたが、今回は思わぬ出費で



保険に入っていて良かった〜!
と実感できました。
若い時は何もかも健康で実感することが何1つありませんでしたが、人は歳を重ねると何かしら健康問題は少なからず出てくるもの。
思わぬ医療費がかかることが少しずつ出てきます。
まさか白内障手術費用で使えるとは。
しっかりとした保険に入っていると、こんな時に助かるとかなり実感しました。
今入っている保険の内容を確認しておくことをオススメします。
またどんな保険がいいのか迷う人は、プロに相談するのが早いです。
僕もこの保険に入っていたのは、プロに相談して紹介してもらった保険です。


高額療養費制度
高額療養費制度というありがたい存在に助けられました。
高額療養費制度とは
日本において保険医療機関の窓口で支払う医療費を一定額以下にとどめる、公的医療保険制度における給付のひとつ
詳しい内容を知りたい方は、こちらをご覧ください。
厚労省公式ホームページ→高額療養費制度を利用される皆さまへ
我が家の場合は、今は収入が少ないということもありこんなに支給されるとういう通知が。


これと生命保険金を入れたら逆にプラスになってしまいました。
まとめ


目の手術は、やっぱり想像しただけで怖いですよね。
でも実際には見えるわけでもなく痛みも全くありません。
手術時間も10分もかからず終わるので、想像よりもあっという間に終わります。
ただ術前と術後の検査は何回かあるので、何度も通うことになります。
眼科をしっかり選ぶことが1番大切だと思います。
妻が紹介された眼科は、白内障手術をかなりやっていていろんなケースを診てきた院長だったので、かなりの安心がありました。
大事なポイントですよね。
またちゃんとした保険に入っていると、こんな時にもかなり助かります。
この記事を読んで、少しでも白内障手術への不安が消えてくれたら嬉しいです。
本当あっという間に終わりますよ!


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